小遣いの予算立てで無駄遣い防止
住宅購入は物件価格の2割を準備
毎月の家計は赤字に見えますが、収入と支出を厳しく見積もっているため、平均すると黒字を出すことができています。ボーナスもまとまった金額があるため、家計簿には比較的余裕がありそうですね。
毎月の収入に対して家計の中で支出が多いのが、ご主人のお小遣い。お小遣いと習い事、飲み会代を合わせた支出が、手取り収入(児童手当を除く)の15%を占めています。黒字家計なので大きな問題はありませんが、昼食代が給与天引きされていることを考えると、もう少しカットができるはず。お小遣いは、習い事や飲み会代を含めて4万円に抑えることを目標にしてみましょう。さらに、奥さまのお小遣いは、雑費から出すのではなくご主人のカット分5000円の金額を設定してみてはいかがでしょうか。予算立てすると、「範囲に収める」という目標ができ、無駄遣いをなくすことにつながります。
その他の支出では、食費、住居費が高めの水準となっています。外食代を含めた食費は1割のカットを目指しましょう。
また、家賃が高く、マイホーム購入を希望されているようですね。今の家賃とほぼ同額の住宅ローン返済額ならば、30年返済、金利2%で2800万円程度の借り入れが可能です。いくらの物件を購入するかなど詳細は未定ですが、物件金額の少なくとも2割の頭金を準備できるよう、毎月の黒字やボーナスからしっかりと貯(た)めていきましょう。
年払いにされている子どもの学資保険は、満期保険金額450万円ほどでしょうか。年払いは、月払いよりも割安になるため、ボーナスにゆとりのあるご相談者にマッチした形となっています。ただし、かなり大きな金額であるためバランスも必要。今後の教育資金の準備には、金利上昇時にメリットがある保険以外の金融商品を活用することもお勧めします。