なんたってドーナツ 美味しくて不思議な41の話
早川茉莉 編 筑摩書房・842円
41人分のドーナツ話で1冊。読書のお供は、やっぱり…!
ドーナツにまつわる41編を集めた一冊。そう、あのドーナツです。まあるい穴のあいた。
世にアンソロジーブックは数多くあれど、ドーナツがテーマのものは今までなかったのではないでしょうか。そもそもドーナツだけで一冊にまとまるのか疑っていましたが、ページを開いてびっくり、これまでに多くの作家がドーナツについて書いていたことを知りました。植草甚一と村上春樹が同じ話をしていたりと、読書に明るい方にも十分楽しめる内容です。
編者の早川さんは京都在住の方で、それゆえに京都にゆかりある人が数多く寄稿しています。京都でのティータイムにふさわしい新しい本ができました。
【紹介者】
FUTABA+京都 マルイ店 鎌田裕樹さん
FUTABA+京都 マルイ店 鎌田裕樹さん
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