まず、2年で180万円の貯蓄が目標
旅行費など月5万円の節約断行!
あれもこれも必要、でも収入が付いてこない―。どの家庭にもある悩みですね。とはいっても、数年後には高校、大学への進学が迫っていて、その対策が待ったなしだと相談者も感じておられることでしょう。
今第一にすべきことは目標の設定です。そして、その次が目標達成への決意を持つことです。本当に実現しなければならないという強い気持ちがなければ、せっかくの目標も無駄になります。
具体的な目標ですが、生活予備資金の準備からはじめましょう。少なくとも、収入の半年分程度にあたる180万円を、2年をめどに貯蓄しましょう。現在の貯蓄30万円に、ボーナスから50万円、月4万円を加算します。現在、月2万円弱の赤字なので、旅行費用、外食・レジャー費、食費、雑費、通信費、水・光熱費、習い事の順に支出を削減し、5万円強を捻出へ。
この節約計画の実行は、簡単ではないでしょう。ご相談者の場合は、家計を安定的に維持するための貯蓄すらできていない状況です。ここに塾代や私立高校授業料などが加わると、とても家計運営はできません。強い決意を持った節約が必要です。
もちろん、節約だけが収支改善方法ではありません。収入増も有効な手段です。少なくとも5万円強、欲を言えば高校教育費の準備などを見込んだ収入を検討してみましょう。下のお子さまも7歳になり、少しずつ手がかからなくなってきているのでは? フルタイムが難しい場合でも、パートタイムで7万円程度の収入を得ることは、本人の意志があればそれほど難しくないと思います。
参考までに、私立高校の学費は、授業料無償化政策が取られていますが、それ以外に年間50~70万円程度が必要。学資保険もあるので、今から準備をすれば十分間に合います。すぐに、節約または収入アップの家計見直しを始めてください。