2度目の京都訪問の印象を、漱石は「京に着ける夕」という随筆に残しています。「汽車は流星の疾きに、二百里の春を貫いて、行くわれを七条のプラットフォームに振り落す。」その後、子規と訪れた最初の京都旅行を懐古し、駅から宿に向かう人力車から見た小田原ちょうちんに書かれていた「ぜんざい」の文字。これが京都における漱石の最初で最後の強烈なる印象であったと言っています。答は【3】。
【出題者】
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
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