翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり
片岡義男 鴻巣友季子 左右社・1836円
翻訳物を読むなら知っておきたい “良い翻訳”ってどんなもの?
作家の片岡義男と翻訳家の鴻巣友季子がチャンドラーやサリンジャーといった海外文学の名作をお互いに翻訳しながら、「良い翻訳とは何か」を問答する対談形式の本です。
片岡義男訳の「The
Long Goodbye」が読めるというだけでもファンにはたまりません。
翻訳にも好みがあって当然。無色透明(原文に忠実な訳)もあれば、村上春樹のように色の強いものもある。翻訳の読み比べは最高のぜいたくだと、ある読書人はいいます。一つの原作を異なる訳で読む機会はそうはありませんが、挑戦してみてはいかがでしょうか。その前にはどうぞ本書をご一読ください。
【紹介者】
FUTABA+京都 マルイ店 鎌田裕樹さん
FUTABA+京都 マルイ店 鎌田裕樹さん
()