江戸幕府の碁方(囲碁棋士の家柄)に生まれた安井算哲(二代目)は、天文学の道に進み、実測を重ね、当時中国に頼っていた暦を日本に合った暦にしようと、朝廷や幕府に働きかけました。苦労の末、完成した初の国産暦が「貞享暦」です。暦を作るために自ら地球儀・天球儀を作った彼は、後に名を渋川春海とあらためます。その生涯は冲方丁の小説「天地明察」で詳しく描写されています。答は【1】。
【出題者】
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
()