文禄元年(1593年)、豊臣秀吉は指月の岡に建てた別邸を城へと拡張します。これが「伏見城」です。宇治川を眼下に見下ろし、宇治方面から上る月が綺麗に見えたことでしょう。秀吉が名月を指さしながら客を歓待した様子が目に浮かびます。この城は3年後の「慶長の大地震」で崩れ、木幡の地に再び築城されることに。前者を「指月伏見城」、後者を「木幡伏見城」と呼ぶこともあります。答は【2】
【出題者】
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
京都産業大学 日本文化研究所 宣京師 小嶋一郎さん
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