今は、家計運営の基盤づくりを
生命保険料に見直しの余地あり
「子どものため」という1つの明確な貯蓄目標にむかって、日々の家計改善に熱心に取り組まれておられる姿が目に浮かびます。児童手当には手をつけず、しっかり貯蓄に回されているところは非常によいですね。
貯蓄を増やす手段には、節約、収入を増やす、資産運用という3つの方法があります。奥さまが働くことで収入を増やせるなら、それが一番効果的といえます。ただ、2人目のお子さまも希望されておられるとのことなので、落ち着いて働けない状況。この時期をチャンスととらえ、家計運営の基盤づくりをすすめられてはいかがでしょうか。第2子ご出産後、少し落ち着かれたら、早めに、保育所探しを始めて奥さまの収入アップ計画を実行しましょう。
家計の支出をみると、ご主人が自営業のために携帯電話代やガソリン代といったカットできない経費もあります。ただ、食費については、たまの息抜きに外食に行かれるのは賛成ですが、1回につきご家族で8000円は使い過ぎでは。予算を意識したお店選びを心掛けてください。
生命保険料は、自営業の場合、会社員に比べて社会保障が手薄い分、保険でしっかり備えておく必要があります。しかし、ご夫婦の年齢から考えて、掛け捨て型のみなら月々の掛け金が1万5000円までに抑えられるのではないかと思います。一度、見直しされてはいかがでしょう。
あと、奥さまのお小遣いが計上されていませんね。化粧品などの費用や交際費は、単価や頻度によって、意外に大きな金額になっている場合もあるので、予算を決めて小遣い制にされることをお勧めします。
最後に、自営業の場合、社会保障の1つである老後の年金額も、会社員と比べて少なくなります。お子さまのための貯蓄も大切ですが、ご夫婦の老後に備え資金計画も、忘れず立ててください。