夫の保険料、小遣いに再考の余地
リフォームは贈与税などに注意を
現在、奥さまが時短勤務中のため、世帯収入がダウンしているとのこと。赤字続きの家計に不安を抱えておられますが、まとまった貯蓄もあり、これまでの堅実なやりくりがうかがえます。まずは、子育ての時間を楽しみながら、無理のない範囲での節約を頑張ってください。
支出のうち、食費はとても上手に抑えることができています。一方で目につくのが、ご主人の生命保険料。例えば死亡保障3000万円、医療保障日額5000円を目安にすると、現在の年齢ならば月々1万円前後の保険料で抑えることが可能です。安い保険の活用を含め、一度見直しをしてみるとよいでしょう。
また、昼食代を含んだご主人のお小遣いも高めとなっています。一般的な目安は、手取り収入の10%程度。まずは2割のカットを目指して、ご主人にも協力をお願いしてみましょう。
実家に帰るまでの時間は限られていますが、共働き期間は、貯蓄を増やすことができるチャンス。節約を心がけながら、なるべく貯蓄を取り崩さなくてすむ状況をつくっておきましょう。
ご相談者が負担するご実家のリフォームは、贈与をしたとみなされる可能性があります。贈与税のことを考えると事前に親御さんから建物を取得する、リフォーム資金相当をご相談者の名義に変更するなどの対策があります。リフォームの金額により税額なども異なってくるため、税金の専門家に一度相談されることをおすすめします。
ご実家での同居がはじまって、奥さまが仕事を退職されても、現在かかっている家賃、保育料、通勤電車代など不要になる支出が多くあり、大幅な赤字にはなりません。今後の家計を考えると再就職は必須ですが、無理は禁物。まずは新しい生活に慣れることを最優先して、少し時間をかけて職探しをしてもよいでしょう。