中学校・留学で800万円の試算も
お子さまとしっかり話し合いを
共働きならではの安定した家計。これまで頑張ってこられた貯蓄が、お子さまの夢を後押しする原動力になりそうです。
子どもの可能性にかけたいという気持ちは、誰しも持っているものではないでしょうか。それなりの支出も伴うため、経済面の管理運営も重要です。
では、今後、サッカーの強い私立中学に進学したと仮定して試算しましょう。学校によって差はありますが、授業料や諸費用の積み立てなどを含めた学校関連費で初年度120万円、翌年以降90万円、3年間で計約300万円と見積もることができます。さらに、通学定期代やクラブの合宿費用、用具購入費など、少なくとも50万円ほどの上乗せが必要となります。
留学に関しては、期間や留学先、受け入れ先の形態などによって大きく金額が異なります。数カ月の留学でも、150万円程度が必要となるようです。中学の3年間にこれを数回繰り返すと、教育費と合わせて約800万円が必要と想定することができます。
現在の月々の黒字額にボーナスの残額を足すと、年間300万円程度の新たな貯蓄ができそうなので、当面の支出はまかなえる状況にあると言えます。ただし、中学生の期間だけがライフプランの想定期間ではありません。高校生以降の進路やその後の留学、第2子の教育費などを考えたプランも必要です。
主役であるお子さまとしっかり話し合い、もっとも可能性の高い進路を想定してみてください。お子さまがもっとも輝ける場所に行くためには、学校に所属するのか、クラブチームに所属するのかという選択肢も考えられるでしょう。サッカー関係者の話を聞いて参考にすることも大切です。
その後、あらためて経費を計算し、収支の再確認を。夢の実現のために節約すべきところが出てくることも考えられます。