ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘
水木悦子、赤塚りえ子、手塚るみ子 文春文庫・771円
娘が語る大物漫画家の秘話。父親の素顔って?
ゲゲゲといえば鬼太郎、レレレといえばバカボン、らららといえば…アトムもしくはメルモちゃん。どれも子どものころに親しんだ漫画で素通りできないタイトル。
内容は、水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫の娘さんたちが漫画家である父親について語る座談会。内輪の集まりにお邪魔したようで、娘という特権的立場から繰り出される大御所漫画家の秘話に抱腹絶倒。また話の随所で引き合いに出される作品やキャラクターにはイラスト付きの注釈があるのも楽しいおまけ。
興味はあれど、本来は見えないはずの漫画家の素顔を知りすぎるのはどうかと思うのですが、彼女たちが言うのだからいいのでしょう。
【紹介者】
月と六ペンス 柴垣希好さん
月と六ペンス 柴垣希好さん
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