まずは生活費の半年分の貯蓄を
共働きなら、保障は適切な範囲
共働きで一見余裕がある家計簿。しかし、まとまった貯蓄がなく、奥さまの仕事の継続も不透明なので、今から家計の引き締めを図っておきたいですね。
支出の中で見直しができるのが食費。外食費も含んでいるようですが、2割のカットを目指しましょう。また、雑費も高めですが、お子さまが生まれオムツ代など何かと物入りなのが一因です。徐々に支出を抑え、最終的には1万円以内を目標にしてください。
結婚式や引っ越し費用で、貯蓄をかなり使ったとのこと。お子さまが春から認可保育園に通うようになると、無認可保育園に比べて保育料が減額されるのはプラスの要素です。家計の見直しとあわせて貯蓄のペースを上げ、まずは生活費の半年分にあたる200万円をためられるよう、頑張っていきましょう。
ご主人の生命保険の保障が不足していないかが不安なようですね。病気死亡時に2400万円、入院保障は日額6000円で、今の共働きを前提とするなら適切といえます。グループ保険のため剰余金が戻ってくるなど保険料も割安。奥さまが仕事を辞める、第2子出産といった変化が生じたときに、保障の上乗せを考えるとよいでしょう。
また、奥さまは死亡保障1000万円、日額5000円の医療保障がセットになった保険に加入中ですが、障がいがあり加入が難しく奥さまの収入も家計を支えていることを考慮すると、適切な水準です。上乗せの府民共済は、解約しても問題はありません。
マイホームの購入に関しては、ご主人の収入だけになるのか共働きを続けるかで、購入可能額が大きく変化します。まずは、どのような収入形態になっても対応できるよう、家計の見直しと貯蓄を増やすことを優先してください。ある程度状況が固まってから、具体的な検討をはじめるとよいでしょう。