堅実にやりくりできている家計
教育費はまず400万円を目安に
もうすぐ、ご出産とのこと。今のうちにお金の不安を解消し、元気な赤ちゃんを産んでいただきたいと思っています。
奥さまの収入がなくなり、とても不安を感じておられるようですね。ですが、これまでしっかり取り組んでこられた貯蓄があり、現在も毎月の貯蓄ができている上に、ボーナスの半分は残せているという実績。とても堅実にやりくりできていて、優秀な家計簿です。
今後の見通しについて。お子さまの進路によって、教育費は大きく違ってきます。高校までは公立、大学のみ私立というケースなら、大学進学に向けて400万円の積み立てを目指しましょう。児童手当の受取総額が198万円。年間12万円を捻出できれば、18年間で残り200万円分の積み立てが可能です。
次に住居費。住宅購入の予定は無いとのこと。一生涯にわたって賃貸、もしくは退職後に住宅を購入するにしても、退職後の住居費として2500万~3000万円程度は確保しておきたいところ。仮に、積立期間を30歳から65歳までの35年間とすると、年間に必要な積立額は70万~85万円になります。
老後の生活費は、積立済みの貯蓄や個人年金、退職金などである程度カバーできそうですが、公的年金などが減額された場合に備え、少しでも貯蓄の上乗せができれば安心ですね。大まかな計算ですが、貯蓄の目安は年間約100万円。奥さまの働き方を考える上でも、参考にしてください。積み立てたお金は、運用して殖やすことも一考。
保険は、賃貸の場合、住居費も含めて必要保障額を考える必要があります。奥さまの収入や住居費によって変わりますが、4000万~5000万円程度は必要に。医療保険は、ご夫婦ともに日額5000円あれば大丈夫でしょう。追加の保険料は、夫婦合わせて8000円程度を目安にしてください。