新編 教えるということ
大村はま ちくま学芸文庫・864円
若い人や子どもに接する、すべての大人に━
この本は、中学の国語教師として半世紀以上、教壇に立ち続けた作者が各地で教師に行った講演をまとめたものです。
教師というものがどうあるべきかが語られているのですが、教師だけにあてはまる言葉ではありません。全ての大人が若い人や子どもに教えるときに大事にしないといけないことが語られています。
教えるということをしないで、若者のやったことを調べるだけだったり、批判だけする人、いい人で終わり、育てることができない人など、自らにも思い当たる例がたくさん出てきます。
「今の若い人は」と言う前に、自らの教え方を見直すキッカケとして、ぜひ読んでみてください。
【紹介者】
エレファントファクトリーコーヒー 畑啓人さん
エレファントファクトリーコーヒー 畑啓人さん
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