計画的な備えができている家計、
住宅保有の手間やコストの検討を
堅実な様子が伝わってくる家計簿。他県にあるマイホームの修繕や管理に備えて積み立てを行うなど、計画的な備えができている点もグッドです。
食費が少し高めと思われているようですが、特に問題はありません。「医食同源」という考えのもと、「食事を大事にして家族の健康を保つ」というスタイルは素晴らしいですね。また、レジャー費は生活に潤いをもたらし、リフレッシュさせてくれるもの。こちらも現状維持でOKですよ。
支出の中でやや負担が重いのが、ご主人の生命保険料。ご主人の手取り収入の約1割を占めています。保険の中身をチェックして、無駄がないか見直しをしてみましょう。掛け捨ての保険を活用すれば、3000万円の死亡保障に日額5000円の医療保険を加えても月々1万円以内でおさまる場合も。また、奥さまも日額5000円程度の医療保険には加入しておきたいもの。一例として、府民共済を活用すると日額4500円の入院保障と400万円の死亡保障などがセットになって、月々の保険料は2000円。剰余金も戻ってくるため、さらに実質の負担は軽くなります。
一戸建てを保有しながら、現在暮らしている賃貸住宅の家賃を支払う現状。入居者が決まらないという事態が起こった場合は、大きな負担となりそう。再びその一戸建てで暮らす可能性があるのか、マイホームを保有し続ける手間やコストも含めて、どうするのがよいのかをじっくり見極めましょう。保有し続ける場合にも、いつでも売却ができるよう、住宅ローンの返済を進めておきたいですね。奥さまの収入がもう少し増えたら、そのお金で「繰り上げ返済」を行うとよいでしょう。
「家族で大切にするもの」が明確なのは、とてもよいこと。メリハリのある家計を継続して、毎日の生活を楽しんでくださいね。