無理のないマイホーム購入金額は
妻の働き方を決めてから検討して
家族が増えてとても忙しい中、無駄のない家計運営ができていますね。
食費や通信費など、上手に抑えられていてグッド。水・光熱費が少々高くなっていますが、季節の変動があるので、1年間を通じた平均をチェックしてみましょう。平均値で手取りの5%に当たる、1カ月2万円以内におさめることができていれば合格点。また、ご主人の生命保険料が高めですが貯蓄性のあるものも含んでいるため、こちらは現状維持でOKです。
支出に大きな無駄はないのですが、ゆとりがない原因として、奨学金やローンの返済が大きいことが挙げられます。返済額は手取りの12%に上ります。中でも、車のローンは、ボーナス時は年間20万円がプラスされるなど、かなりの負担となっています。1年半後、返済が終わった後は、この車になるべく長く乗ることを心がけましょう。買い替え時はコンパクトカーにするなどの選択によっても、家計に余裕を持たせることができそうです。
現在、マイホームを検討されているとのこと。いくらぐらいの建物が購入できるかは、今後の奥さまの働き方によっても大きく変わってきます。育児休業中で、子育てを含めてどうするか迷っておられるようなので、この点を定めてからマイホームの計画を立てることをお勧めします。
仮に、奥さまが完全に仕事に復帰し収入を得て、ご夫婦の手取り収入の20%分が貯蓄できる家計を想定してみましょう。その場合、住宅ローン返済に回すことができる金額は毎月14万7000円程度。返済期間30年、金利3%で逆算すると借入可能額は3500万円です。手元に半年~1年分の生活費を残して、充当できる頭金をプラスした金額が、無理のないマイホームの購入金額となります。まずは、今後のライフプランを固めることからスタートしてみましょう。