今のうちに夫婦で楽しむ時間を
出産後のライフプランを大切に
ご夫婦で力を合わせ、頑張っておられる様子が伝わってくる家計簿です。「節約を心がけている」というだけあって支出に無駄は見当たらず、どの項目も上手に抑えることができています。特に、水・光熱費は、お手本ともいえる数字。貯蓄率も手取り収入の42%に上っており、非常に優秀です。
近いうちにお子さまを希望されているとのこと。将来のためになるべく蓄えを増やしておこうという姿勢はとても立派ですが、旅行や趣味など、ご夫婦で楽しむ時間に、少しお金を使ってもよいのでは。妊娠、出産、子育ての時期はとても慌ただしく、ご夫婦でゆっくりする時間を持つことが難しくなります。ボーナスなどを活用しながら、今の生活もぜひ充実させてください。
出産を機に、奥さまは仕事を辞められる可能性が高いようですね。貯蓄を除く毎月の支出が22万円なので、現在の収入を前提とするならば、月2万円程度の赤字に。ただし、出産後は1万5000円の児童手当(年収制限あり)が支給されます。「お小遣いを見直す」などの工夫で、毎月の家計は収支トントンという形にすることができそうです。ご主人の収入のみになると、月々の貯蓄は難しくなるので、ボーナスをしっかりためていきましょう。
マイホームの購入については、ご家族のライフプランが定まってから検討しても遅くはありません。子育てが一段落した後、奥さまがパートなどで収入を得るのか、それとも専業主婦を続けるのか。それによって、どれくらいの住宅ローンを組めるのか、また物件の購入可能額が大きく異なってきます。せっかく、保育士という資格と経験をお持ちなのですから、今後の働き方を見極めてから、購入に踏み切りましょう。
今の堅実な家計を継続して、二人の夢を実現させてくださいね。