雑費や保険料など児童手当で相殺
幼稚園から大学まで教育費重視を
小さなお子さまを抱え、お忙しい生活にもかかわらず、しっかりとやりくりができています。毎月の家計を黒字に保ち、ボーナスを貯蓄に回すという状態は、理想的といえるでしょう。
支出をみると、食費や通信費などきちんとコントロールができています。ご主人のお小遣いは、収入からみるとかなり抑えた金額となっているため、ボーナスから少し予算を取って自由に使えるお金をつくってみてもよいかも。
また、収入とのバランスからみると、管理費まで含めた住居費が手取りの約35%と少々高めとなっています。ただし、ご相談者の場合、家計がうまく回っているのでこのままでOKです。
もう1人、お子さまを希望されているとのこと。出産後に支給される児童手当(所得制限あり)の金額は、第3子からは少し手厚く、0歳から小学校修了までの間はひと月あたり1万5000円となります。出産後は、おむつ代などの雑費が増加。ご主人の死亡保障を手厚くする必要が生じるため、生命保険料もアップする可能性があります。これらの負担増は、児童手当のプラス分で相殺できるので、当面の毎月の収支は今と大きく変わることはありません。
ただし、これから必要となる教育費はしっかり見込んでおきたいですね。
最初のハードルとなるのが、お子さまの幼稚園にかかる費用。第2子と第3子が同時に通園することになった場合、少しの間ですが毎月の収支がぎりぎりとなってしまうかも。また、上のお子さまと同様、学資保険などで大学進学の準備も進めておきましょう。いずれにしても、ボーナスまで含めたご相談者の家計には、まだまだ余力があります。
ご夫婦で力を合せて今の堅実な家計を維持しながら、子どもに囲まれて暮らすという夢。ぜひ実現させてくださいね。