エンダーのゲーム
1月18日(土)からT・ジョイ京都ほかで公開
娯楽要素たっぷりに、伝説のSF、初めて映画に!
SF賞の権威であるヒューゴー賞とネビュラ賞の両方を与えられ、世界のSFファンが映画化を待望していたという『エンダーのゲーム』実写版がついに登場! おとなもつい夢中になってしまうエッセンスがたっぷり盛り込まれ、しばし異次元の世界に誘われた。
近未来の地球は、大問題を抱えていた。昆虫のような容姿を持つ異星生命体“フォーミック”の攻撃により、多大な犠牲者を出したのである。主人公の少年エンダーは、選ばれた天才少年少女が集まる訓練基地に送られ、地球を守るための特訓を受けるのだが…。
少年へのいじめ、おとなとのあつれき、強く成長していく少年の頑張りや正義感、生命に対する思いなど、共感しやすいさまざまな要素がからみ合い、大きなドラマを作りだしている。無重力空間でのバトル訓練は見どころの一つで、思わずワクワクしてしまう。エンダーを待ち受けている衝撃の結末には、きっと彼と同じ感覚を味わうことだろう。人間って、一体なんなのさ?と考えざるをえない。
エンダー役に、瞳のきれいなエイサ・バターフィールド。その姉を演じるのは、名子役だったアビゲイル・ブレスリン。ハリソン・フォードやベン・キングズレーが脇を固めている。監督はギャヴィン・フッド。
(ライター 宮田彩未 )