一日も早く「自立した家計」へ
まず足元を固め最低限の貯蓄を
新しい家族が増え、お子さんの成長がとても楽しみですね。
出産後の大変な時期にもかかわらず、食費やお小遣いなどは最低限に抑えられています。「なんとか頑張って節約したい」という気持ちが伝わってくる、堅実な家計簿になっています。
奥さまの育児休業手当を合わせると家計の収支はプラス。ですが、「実家からの援助」というのは、出産費用やミルク・おむつ代、その他の一時的な支出などを、フォローしてもらっているということなのでしょうか。
自分たちが親になったことでもありますし、一日も早く「自立した家計」を実現したいもの。そのためには、早急に、手元に最低限の蓄えをつくる必要がありそうです。
まずは、生活費の3カ月分にあたる60万円の貯蓄を目標にがんばっていきましょう。支出の中で収入とのバランスをみると、重くなっているのが通信費。こちらは、手取り収入の5%程度になるように、通話料を抑えるなどの工夫をしてみてください。
また、今の切り詰められた家計を引き続き維持しながら、ご実家からの援助がなくても黒字が出せるよう、当面のやりくりをしてみましょう。奥さまが職場復帰し、健康保険滞納分の支払いが終わったら、ある程度の余力も生まれてきそうです。
マイホームは、現状を考えると少し先になりそうですね。あせらず、ゆっくり夢に近づけていきましょう。クレジットなどの支払いの遅れは、住宅ローンを組む際の信用情報に影響します。過去に、携帯電話代や健康保険料の滞納があったようなので、今後はくれぐれも気をつけて。
まずは足元を固めて、最低限の貯蓄をつくり、親御さんからの自立という目標をクリア。それができたら、マイホームの頭金の準備と、徐々にステップアップを目指しましょう。