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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

出産日に夫が転職し世帯収入激減
妻は復職予定、マイホームも希望

夫(会社員)29歳 妻(会社員)28歳 子2カ月

夫が時期を考えず、第1子の出産日に転職。収入が一気に減り、赤字続きで両親にフォローしてもらっていますが、これ以上は厳しいと言われています。妻は育児休暇中。4月には保育園に預けて復帰する予定で、収入は手取りで13万円ぐらいの見込みです。子どもをあと1人持ち、マイホームを建てるのが夢です。いつごろマイホームが持てるでしょうか?

一日も早く「自立した家計」へ
まず足元を固め最低限の貯蓄を

新しい家族が増え、お子さんの成長がとても楽しみですね。

出産後の大変な時期にもかかわらず、食費やお小遣いなどは最低限に抑えられています。「なんとか頑張って節約したい」という気持ちが伝わってくる、堅実な家計簿になっています。

奥さまの育児休業手当を合わせると家計の収支はプラス。ですが、「実家からの援助」というのは、出産費用やミルク・おむつ代、その他の一時的な支出などを、フォローしてもらっているということなのでしょうか。

自分たちが親になったことでもありますし、一日も早く「自立した家計」を実現したいもの。そのためには、早急に、手元に最低限の蓄えをつくる必要がありそうです。

まずは、生活費の3カ月分にあたる60万円の貯蓄を目標にがんばっていきましょう。支出の中で収入とのバランスをみると、重くなっているのが通信費。こちらは、手取り収入の5%程度になるように、通話料を抑えるなどの工夫をしてみてください。

また、今の切り詰められた家計を引き続き維持しながら、ご実家からの援助がなくても黒字が出せるよう、当面のやりくりをしてみましょう。奥さまが職場復帰し、健康保険滞納分の支払いが終わったら、ある程度の余力も生まれてきそうです。

マイホームは、現状を考えると少し先になりそうですね。あせらず、ゆっくり夢に近づけていきましょう。クレジットなどの支払いの遅れは、住宅ローンを組む際の信用情報に影響します。過去に、携帯電話代や健康保険料の滞納があったようなので、今後はくれぐれも気をつけて。

まずは足元を固めて、最低限の貯蓄をつくり、親御さんからの自立という目標をクリア。それができたら、マイホームの頭金の準備と、徐々にステップアップを目指しましょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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