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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

3人目の誕生間近、家計ギリギリ
妻は働き方を変えた方がいい?

夫(会社員)37歳 妻(自営業)38歳 子7歳・3歳

まもなく3人目の子どもが生まれる予定です。夫の会社は昇給も期待できず、賞与・退職金もありません。実家から米・野菜などを送ってもらっていますが、家計はぎりぎりで貯蓄もほとんどありません。妻は自宅で仕事をしていますが、産後落ち着いたらフルタイムで働きに出るべきかどうか、悩んでいます。家計の支出で見直すべき項目など教えてください。

食費、通信費、小遣いの見直しを
仕事の理想はフルタイムの正社員

新しい家族が増えるのが、とても楽しみですね。2人のお子さまを育てながら、奥さまもご自宅で仕事をされているとのこと。毎日の忙しい生活の中、頑張っておられる様子が伝わってきます。

毎月の家計は黒字で一見健全に見えますが、ボーナスがなく、帰省費や車関連、学資保険など年間の支出に、この黒字分を全て回している状態。将来に備え、少しずつでも貯蓄できる家計を目指していきましょう。

支出項目の中で、まずカットできそうなのが食費です。お米や野菜などご実家から援助があるので、今よりも1、2割は減らすことが可能。出産前後はしっかりと栄養を取りたいので現状維持でOKですが、落ち着かれたら1週間の食費を1万円以内に抑えることを目標にして頑張ってみてください。

通信費も、負担が重い状況。所有形態の見直しや利用を控えるなど、2万円以内に抑える努力をしてください。さらに、ご主人のお小遣いも「手取り収入の10%」という目安からすると高め。厳しい現状をご理解いただき、5000~1万円のカットに協力してもらいましょう。

また、家族が増えると、生命保険の必要保障もアップします。今の保険で不足がないかチェックして、不足があれば掛け捨ての定期保険など、保険料の安いものを活用して補うことも忘れず行ってください。

奥さまのお仕事については、フルタイムで働くことが理想的です。ご主人の会社には退職金がないため、「老後資金」という面からも不安があります。奥さまが会社員として働き、厚生年金に加入することになれば、月々の収入増加が見込める上に、老後の年金も手厚くできます。

しばらくは、赤ちゃんとお母さんの健康が第一。あせる必要はありませんが、将来の選択肢として視野に入れておくとよいでしょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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