現在と将来のバランスを意識
これからの人生を充実させて
新しく家庭をスタートされ、お二人で力を合わせていこうという心意気が伝わってくる家計簿。失業保険を含めた収入の半分を貯蓄されるなど、とても堅実な様子がうかがえます。通信費や水・光熱費も上手に抑えられていて、お手本ともいえる水準です。
また、「食費には多少お金をかけてもおいしいものを」と、支出にメリハリをつけている点もグッド。「食材は節約しすぎずにスタートした」とのことですが、問題のないレベルです。将来への備えも重要ですが、今を楽しむということも大切にしたいもの。これからも、「現在と将来のバランス」を意識した家計を心がけていきましょう。
ただし、当面は現状維持でOKですが、今後の奥さまの収入次第で、お小遣いは見直す余地がありそうです。
奥さまは、失業保険が終了した後、パートで働くことを考えておられるとのこと。今の支出の状態ならご主人の収入でも十分成り立つため、「扶養の範囲内」(年収103万円以内)という働き方でも大丈夫です。
ご希望どおり子ども2人を授かったとしても、まとまった貯蓄があるため、教育資金などの支出にも無理なく対応ができそう。子育てなどでご主人の収入だけになった場合には、手取り収入の15%を貯蓄に回すことを心がけていきましょう。
現在はご夫婦それぞれの医療保険のみ加入されているようですが、どちらかに万が一のことがあっても対応ができるだけの蓄えがあるため、心配はありません。奥さまが妊娠されるなどの変化が生じたら、掛け捨ての定期保険などで死亡保障を手厚くすることを検討されるとよいでしょう。
始まったばかりのご夫婦の生活ですが、毎日の暮らしを楽しみながらの家計運営、頑張ってくださいね。お互いの夢をおおいに話し合い、これからの人生を充実させていただきたいと思います。