まず月々の赤字を無くすこと
食費、通信費は2割カットを
稼いだ分のお金を、漫然と使ってしまっている印象を受ける家計簿。ボーナスで帳尻を合わせておられるようですが、今後の2人のお子さまの教育費やご主人の進学などを考えると、不安がありますね。
支出の中でまず見直したいのが食費。1カ月の食費の目安は手取り収入の15%なので、ご相談者の目標値は6万3000円です。現在の水準から2割のカットを目指してみましょう。また、通信費も目安となる手取収入の5%を超えています。プランや通話量を抑える工夫をして、こちらも2割をカットできるよう頑張ってください。
また、生命保険が今のままでよいかどうかも検討してみましょう。インターネットで加入する保険料の安い掛け捨てタイプのものなどを活用すれば、夫婦それぞれが2000万円の死亡保険、日額5000円の医療保険に加入しても、保険料を月1万円以内に抑えることもできます。
さらに、交際費も負担が大きくなっていますが、こちらは結婚式が重なったという特殊な事情もあるとのこと。冠婚葬祭や記念日にかかる費用は、毎月の家計からではなく、年間経費として予算を組んでおきボーナスで賄う形式にして、毎月の交際費は2万円以内におさめてみましょう。
以上を実践して、まずは、月々の赤字を無くすことから始めてみてください。
その他の気になる支出として、2台所有している車にかかる費用があります。保険料まで含めると、手取り収入の13.5%を占めています。生活スタイルから急に手放すことは難しいかもしれませんが、車関連の費用が半分になれば、毎月の家計から貯蓄ができる余裕も生まれてきます。
ご主人の進学やご両親との同居という家族の目標を実現するためにも、家計にめりはりをつけ、思い切った見直しを実行していきましょう。