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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

子どもができる前に貯蓄したいが
妻の就職先がなかなか決まらない

夫(会社員)26歳 妻(主婦)30歳

新婚です。妻がパートで働くことを想定し、子どもができても住めるようにと、少し高い賃貸住宅を借りました。1年間ほど働いて貯蓄をしてから子どもを生みたいと思っていましたが、なかなか採用されません。子どもができても、今の夫の収入だけでもやっていけるでしょうか? 子どもは2人欲しいと考えています。

子ども誕生で月約4万円の支出増
再就職に向けてスキルアップも

ご結婚されたばかりのおふたり。これからの生活やどんな家族をつくっていくかなど、夢がふくらみますね。将来の生活設計や家計をしっかり考えようという意気込みが伝わってきます。

新たな生活をスタートされ、これまでとは違った環境にありながら、食費や通信費など上手にやりくりできています。カーシェアといった新しいシステムを取り入れて、車の保有にかかるコストを抑えている点もグッド。まだ若いご夫婦なので、なるべく支出が膨らまない状態に保つことを今後も心がけましょう。そういった視点では、将来を見込んで借りたという賃貸住宅の家賃負担は大きめ。月々の家賃が手取り収入の36%を占めています。理想となる目安は月収の30%以内のため、このまま住み続けるのがよいのかどうか、今後の状況によっては検討項目となりそうです。

現状のまま子どもができて、ご主人の収入だけで大丈夫か不安に感じておられるようですね。出産後に増える支出としては、子どものミルクやおむつ代などの雑費、現時点で未加入の生命保険料などです。いくらの負担増となるかは状況によっても異なりますが、トータルで月3万~4万円程度の支出を見込んでおくとよいでしょう。

一方で、子どもが生まれると、「児童手当」(所得制限あり)が支給されます。今の制度では、3歳未満は月1万5000円、3歳から中学生までは月1万円が支給されます。現在、毎月の家計から4万円の貯蓄ができていて、まとまったボーナスも出ているため、ご主人だけの収入でも十分やっていくことは可能です。

ただし、奥さまは2人目を出産後に正社員を目指すとのことですが、ブランクがあると就職が厳しくなることも予想されます。資格取得といったご自身のスキルアップも、今からしっかりと見据えておきましょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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