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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

住宅ローンが30年残っていて、
2人目欲しいけど家計運営に不安

京都府 夫(会社員)33歳 妻(パート)32歳 子4歳

4歳の娘がいますが、2人目が欲しいと思っています。住宅ローンが30年残っており、2人目を生んでもやっていけるかどうか不安です。よいやりくりの仕方があれば教えてください。ボーナスは、夏冬足して70万円ほどですが、冠婚葬祭などのお付き合い費用や旅行費用、固定資産税などに消えていきます。

将来への展望は慎重派?楽観派?
若さを武器に、明るい未来を!

家族の人数が増えると楽しいことも増えますが、同時に、心配や悩みがつきものですね。家族の将来像は、慎重にのぞむか、楽観的に考えるかで大きく違ってきます。

仮に、2人目のお子さまが生まれた場合、奥さまは働き続けることが難しくなり、パート収入はゼロに。家族の数が増えた分だけ生活費が上昇し、教育関係費など大きな負担が目に見えてのしかかってきます。そんな家庭において、ご主人の給与が増えなければ…。慎重に考えるほど、2人目が欲しくても、ためらう気持ちは分かります。

しかし、楽観的に考えることもできます。1年程度であれば、現在の貯蓄を取り崩して、パート収入の代わりとすることもできます。ボーナスからの支出では、レジャー費を中心に切り詰める余裕がまだあるでしょう。そして何より、ご主人の給与が、大きくとはいかなくても、まったく増えないことはないのではないでしょうか。

慎重に考えた結果、家族構成は現状維持とし、今後の家計を問題なく運営するのも一手でしょう。ただし、それは、“価値あるもの”を引き換えにしていると言えるかもしれません。

現在の家計は、かろうじてですが黒字となっていますね。このことからまだ余裕があると考え、にぎやかで楽しい生活を選択するというのはいかがでしょうか。もちろん、家計の見直しと可能な限りの節約が必要です。

目に付く支出が見当たらないため、即効薬にはならないかもしれませんが、例えば生命保険。死亡保障と最低限の入院保障のプランへ見直す余地がありそうです。また、借り入れ条件にもよりますが、現在の低金利を有効に利用した住宅ローンの借り換えも検討課題となりそうです。

相談者ご夫婦はまだ若い! これからの明るい未来を思い浮かべながら、楽しい家庭をつくっていってください。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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