アンソロジー カレーライス!!
PARCO出版・1680円
熱い! 作家たちの“カレー愛”
この本の出版に携わった人たちのカレーに対する熱き思いが装丁や、紙の素材、編集などから伝わってくる。
カレー好きの人は自分とカレーにまつわるエピソードやこだわりを持っていることが多い気がする。「肉は豚肉が良い」「お母さんが作ってくれたジャガイモがいっぱい入った昔ながらのカレーが好きで…」など何度か聞いたこともある。
本作はそういった“カレーがある”日常を記した作家たちの作品をまとめたもので、さまざまなカレー(ライスカレー多め)が登場する。個人的には、吉本隆明とよしもとばなな親子別々のカレー話を読めるのも魅力の1つだと思う。佐内正史の写真も素晴らしい。
【紹介者】
FUTABA+京都マルイ店 明石郁美さん
FUTABA+京都マルイ店 明石郁美さん
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