整理整頓された家計運営を続行し
目的別貯蓄を取り崩さないように
第2子のご誕生が、今から待ち遠しいですね。ご夫婦共働きで、1歳のお子さまにも手がかかる時期。日々の生活で目いっぱいとなりそうなところですが、特に目につく支出はありません。また、貯蓄は、お子さま・老後・住宅・その他と、目的別に管理されているため、うっかり手をつけてしまうという失敗もありません。整理整頓された家計運営ができていますね。
ご出産後、育児休業期間中は貯蓄ができなくなりそう。ですが、1年後の復帰を目指されているのであれば、出産手当や育児休業給付金などでカバーできる部分もあります。ボーナスを含めた年間収支でみると、生活費のための貯蓄の取り崩しはあまり必要なさそうです。お金の心配はせず、ゆったりした気持ちで出産に備えてください。
現在、第1子の学資保険料(年間25万円)は、ボーナスから支払われている上に、児童手当も手をつけずに貯蓄に回っています。今後は、ボーナス分は第1子用に、児童手当2人分は第2子用にあてるだけで、年間約60万円をお子さま用の貯蓄に回せることになります。老後の積み立ては、これまで通りの計画で進めて問題ありません。
住宅ローンの繰り上げ返済は、できれば、60歳までの完済を目指したいところ。ボーナスのうち、26万円を繰り上げ返済用としてしっかり積み立てられていますので、4年に1度、100万円の繰り上げ返済を計4回実行できれば、59歳での完済が見込めます(金利変動は考慮せず)。
車の買い替えについては、ご相談者のお考え通り、目的が決まっていないその他の貯蓄(約140万円)を予算ベースにしましょう。目的別貯蓄には手を付けずに購入するのが理想ですね。
ご相談者のマネープランに対する考え方は完璧です。ご夫婦で考えられたプランに沿って、自信をもって進めてください。