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インタビュー

俳優 渡辺徹さん

1961年生まれ。高校卒業後、文学座演劇研究所に合格。81年日本テレビ「太陽にほえろ!」レギュラーに抜てきされ人気に。以降、俳優、歌手のほか、近年はバラエティー番組や司会業でも活躍。
3月24日(日)、「エンターテイメントダイニング ベロニカ」(大阪・京橋)で
「ディナースペシャルライブ」開催。午後1時〜/7時〜の2回公演。ビュッフェ付き1万2000円。
詳細は同店=TEL:06(6939)9292

健康を心がけることは家族への愛情でもあります

50代からの日々を輝かせるためのさまざまな情報をお届けする特集「大人タノシ」。第2回は昨年、心臓病を患い大手術を経験、現在はテレビに舞台にと意欲的に活躍中の渡辺徹さんにインタビュー。渡辺さんの復帰には、妻・榊原郁恵さんの支えが大きな力となっていました。



親しみやすい雰囲気はそのまま、ややほっそりした渡辺さん。昨年の入院で約10kgも体重を落とし、現在もほぼ維持しているそう。

「特別なことは何も。継続が大事なんですよね。バランスの良い当たり前の食事が一番」

日々、愛犬の散歩を兼ねウオーキングしています。ただし、時間や距離は決めていないのだとか。

「仕事などで目標を掲げて結果を出すことを求められている日常の中、目的を決めずに歩く時間を持つことで精神的にも健康になれるんです。草花や街の変化に敏感になれるのもいい。最近は女房も誘って一緒に歩いています。ゆっくり会話する時間も生まれました」

病気を通して改めて“女房”に感謝

手術の1年以上前から不調が続いていた渡辺さん。入院前は、吐き気を催して夜中に何度もトイレに行くほどに。「そのたび女房も起きてきて、背中をさすってくれて。早朝に自分の仕事があっても、です。後で思うと本当にありがたかったです」。近所の病院を受診したところ、即大病院に回され入院することに。診断は虚血性心疾患でした。

「最初は現実味がなかったんですが、ある時から開き直って。それまで『自分の体は自分が一番よくわかってる』なんて言ってたけど、裏を返せば一人で不安を抱え込んでいたんです。原因が明らかになったら、精神的にとても楽になった。病院に行くことは嫌なことを言われるのではなく、不安をなくすためだと実感しました」

退院後、上の息子から手紙が。

「お父さんが入院中、お母さんはずっと心配してた。もう二度とお母さんをあんなに心配させないよう元気でいてほしい、と。女房は父親を心筋梗塞で亡くしているので、余計に怖かったと思う。本当に申し訳ないことをしました。だから自分は健康でいなければ。健康でいることは、家族への愛情表現なんです」

夫婦で訪れて京都の魅力に開眼!

去年、郁恵さんとの銀婚式を迎えて─。 「記念にふたりで京都旅行に。東山の料亭で食事して、鴨川の河原を通って旅館まで散歩しました。錦市場にも行きました。京都は仕事で何度も訪れていたけど、プライベートでは初めて。全く印象が違いましたね。京都という街の懐の深さに触れ、心からくつろげて、ものすごく心地よかった。病みつきになって、二人で『もっと京都に行こう』と話しています」

現在、51歳の渡辺さん。芸能生活は32年目を迎えます。

「今後は芝居をするだけではなく、プロデュースなどつくる方にも挑戦できたら。3月には大阪で久々のライブも行います」

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