涙と笑いの人情芝居に舞踊ショー!
羅い舞座・京橋劇場で毎日公演
473席の客席を誇る大衆演劇専用劇場が京橋に!
「下町の玉三郎」といわれた梅沢登美男、「生きる博多人形」の松井誠、「流し目の王子」の早乙女太一など、彼らは大衆演劇から生まれたスターたちである。
大衆演劇といえば、時代劇を中心にした、こってりした人情芝居に華やかな舞踏ショーが楽しめる庶民的な舞台。専用劇場や、ホテル、ヘルスセンターなどで演じられることが多いので、演者と客席との距離が近く、一体感が楽しめることから、熱心なファンも多く、劇団の数も、全国では130を超えるといわれている。
その大衆演劇専用劇場としては、473席という客席数と設備がそろった劇場が、11月3日に大阪の京橋にオープン。連日熱い盛り上がりをみせている。この、『羅い舞(らいぶ)座・京橋劇場』では、第一線級の劇団が月替わりで公演。しかも演目は毎日異なるというのだから、毎日訪れる観客も少なくない。
当日券は1600円だが、前売り券は1000円。1000円で、舞台上のイナセな二枚目や、あでやかな女形の熱演に酔いしれて過ごす、3時間あまりの濃密な時間は、ファンにとっては至福の時。終演後は、出演者全員がお見送りの握手までしてくれる。これはもしかしたら、ひょっとしたら、ハマるかもしれない!
(ライター あさかよしこ )