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インタビュー

漫才師 今いくよ・くるよさん

京都・明徳商業高校出身。「よしもと祇園花月」にて、「祝40周年!きょうはどやさの日」を開催。
12月1日(土)午後7時開演、前売り3500円・当日4000円

「ええ格好しても仕方ない。心をさらけ出すことが大切」

「どやさ!」。この一言で、見ている人を笑顔にする漫才コンビ、今いくよ・くるよさん。高校のソフトボール部で出会った2人は、コンビ結成40年を迎えます。



「スポーツは勝ち負けがはっきり分かるけど、芸能は点数つかへんでしょ。それがおもしろいけど、怖いところでもあるわね」といくよさん。

デビューして7年ほどは全く売れなかったという2人。

「30歳も目前やし、人生について考え出してきてました、結婚とか」とくるよさん。いくよさんも「漫才は合わへんのかも」と思っていたのだとか。その矢先に出演したのが東京の番組「花王名人劇場」でした。

「これであかんかったら辞めようと思って、6分間の漫才に命をかけてやりました」(いくよさん)。すると、客席は大爆笑! 「おなかたたくギャグがウケて(笑)。東京の人は初めて見はるし、女性がそこまでするの!?って」(くるよさん)

京都の言葉がついつい

こうして一気に人気者になった2人。40年のコンビ生活を続けてくることができたベースには何があるのでしょう。

「それはやっぱりソフトボール部。ドロドロになってやってた姿知ってるし、ええ格好しても仕方ない。心をさらけ出して付き合えるのがいいんちゃう?」(いくよさん)

次の50年に向けての抱負は、「変わらずコンビで漫才して、目の前にいるお客さんに楽しんでもらうこと」(くるよさん)。「それと健康ね(笑)」(いくよさん)

昨年、「よしもと祇園花月」がオープンし、出身地の京都に足を運ぶ回数も増えました。「京都、ええわぁ(笑)。お客さんが優しいもんね」(くるよさん)。「『祇園花月』の舞台に立つときは、ついつい京都の言葉が出てしまうわ(笑)」

(文・内山土子

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