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質問

親戚の勧めで、生命保険を見直し中
収入に対し妥当な保険料の比率は?

京都府 夫34歳(会社員) 妻34歳(専業主婦) 子4歳

夫の手取り給与は、残業代によって23万~33万円くらいの間で変動します。子どもをもう1人希望しており、子どもの手が離れたら、保育士として妻も働きに出る予定です。親戚が保険会社に入社したため、現在加入中の保険を変更しようかと考えています。保険料はほぼ倍になるのでやっていけるかどうか不安です。収入に対して何%を保険料に充てるのが妥当なのか、目安があれば教えてください。

月々の保険料、保障内容など
大切なのは自分たちに合う形

収入の変動がある中、それぞれの支出をきちんと抑え、上手なやりくりができていますね。最も収入が低い状況でも黒字となる家計運営ができており、とても優秀です。

食費、通信費、水道・光熱費をはじめとする支出は、どれもお手本ともいえる数字です。住宅ローンの返済も適正な水準であり、特に見直すべき項目はありません。仮にすぐ第2子が生まれたとしても家計には余力があるので、この調子で引き続きがんばっていきましょう。

ご親戚の方からの勧めで、生命保険の見直しを検討されているとのこと。保険の種類などにもよるので一概にはいえませんが、一般的に手取り収入に対する適正な保険料の目安(学資保険など貯蓄目的のものを除く)は5~7%です。そこから考えると、見直し後の生命保険料も適正な範囲であるといえます。しかし、生命保険を考える際に一番大切なことは、家計に必要な保障をいかに効率よく確保できるかという点です。

現在加入中の保険は、ご主人の死亡保障が1000万円となっており、小さなお子さまがいる家計としては不足気味。提案されている保険の死亡保障は2300万円なので、より適切となります。しかし、月々の保険料が約2倍、定期保険部分の保険料が5年ごとにアップしていくなどのデメリットがあります。例えば、今の保険にインターネット販売などの割安な保険で1500万円の定期保険を上乗せしても、支払う保険料は月々3000円程度です。現在加入している保険が更新となる44歳まで、死亡保障を上乗せして様子を見るのも一手です。

今後、出産やお子さまの成長とともに教育費などさまざまな負担が生じてきます。ご親戚の勧めだからといって安易に加入するのではなく、自分たちにとってよりよい形をしっかりと見極めていただきたいと思います。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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