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質問

長男の幼稚園入園で家計ひっ迫車の所有は、どうしたらいい?

京都府 夫(職員)28歳、妻(主婦)27歳 子4歳、2歳

4月から長男が幼稚園に通い始め、家計がひっ迫しています。夫は、マイカー通勤を続けていますが、公共機関を利用すれば職場から交通費が支給されます。ガソリン代や駐車場代に加え、車の保険や税金など維持費もかかりますし、車の所有を迷っています。妻は、長男の入園を機に、週1回3時間だけパートに出ることにしました。今後、交際費がかさむ予定もあり、家計のどこを見直せばよいのでしょうか?

まずは、マイカー通勤の見直し
ご主人と協力して家計改善を

幼稚園にご入園され、ご長男の成長を実感されておられる時期ではないでしょうか。成長とともに、少しずつ子育ての手間は減りますが、支出はじわじわ増えていきます。保育料は、その第一段階ともいえます。

現在は赤字家計ですが、ご主人の年齢から考えれば、収入がしっかりおありになるほう。たとえ、ボーナスを含めた年間収支が黒字であっても、この時点で月々の収支が赤字になるのは問題です。少なくとも、児童手当分は、子どものための積み立てに回せるよう改善を図りましょう。

そのためには、やはり、見直すべきはマイカー通勤です。公共交通機関を使えば、職場から交通費が出るところ、あえてマイカー通勤されることにより、交通費を受け取れる権利を放棄しているうえ、ガソリン代や職場駐車場代などの余分な支出が増え、もったいないというほかありません。一度、公共交通機関で通った場合と費用を比較してみてください。第2子分の児童手当(1万5000円)が、マイカー通勤のために消えてしまっていませんか?

車を手放すという選択肢もありますが、ご主人の愛着が強く、ストレス発散になっているのであれば、車と共存するすべを考えてみてもいいのではないでしょうか?

そのほかの支出では、水・光熱費から5000~1万円程度、携帯電話代から5000円程度のカットを目指してみましょう。児童手当は、子ども用貯蓄(学資保険)に回し、さらに月1万円程度の貯蓄ができれば、年間40万円の貯蓄が可能に。さらに、ボーナスの半分を貯蓄に回すことで、年間手取り20%の貯蓄率が達成できます。

まずは、ご主人と話し合い、協力しながら家計の改善をはかってみてください。その上で、第2子の手が離れてから少しずつ、奥さまの仕事量を増やしていかれても遅くないと思いますよ。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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