まずは、マイカー通勤の見直し
ご主人と協力して家計改善を
幼稚園にご入園され、ご長男の成長を実感されておられる時期ではないでしょうか。成長とともに、少しずつ子育ての手間は減りますが、支出はじわじわ増えていきます。保育料は、その第一段階ともいえます。
現在は赤字家計ですが、ご主人の年齢から考えれば、収入がしっかりおありになるほう。たとえ、ボーナスを含めた年間収支が黒字であっても、この時点で月々の収支が赤字になるのは問題です。少なくとも、児童手当分は、子どものための積み立てに回せるよう改善を図りましょう。
そのためには、やはり、見直すべきはマイカー通勤です。公共交通機関を使えば、職場から交通費が出るところ、あえてマイカー通勤されることにより、交通費を受け取れる権利を放棄しているうえ、ガソリン代や職場駐車場代などの余分な支出が増え、もったいないというほかありません。一度、公共交通機関で通った場合と費用を比較してみてください。第2子分の児童手当(1万5000円)が、マイカー通勤のために消えてしまっていませんか?
車を手放すという選択肢もありますが、ご主人の愛着が強く、ストレス発散になっているのであれば、車と共存するすべを考えてみてもいいのではないでしょうか?
そのほかの支出では、水・光熱費から5000~1万円程度、携帯電話代から5000円程度のカットを目指してみましょう。児童手当は、子ども用貯蓄(学資保険)に回し、さらに月1万円程度の貯蓄ができれば、年間40万円の貯蓄が可能に。さらに、ボーナスの半分を貯蓄に回すことで、年間手取り20%の貯蓄率が達成できます。
まずは、ご主人と話し合い、協力しながら家計の改善をはかってみてください。その上で、第2子の手が離れてから少しずつ、奥さまの仕事量を増やしていかれても遅くないと思いますよ。