高めの食費は、外食を含めて
2割減で週1万4000円を目標に
お子さまの教育資金を上手にためて、自動車関連などの支出のために毎月積み立てを行うなど、計画的な家計運営ができています。その一方で、ご実家の携帯電話代を負担されるなど、細やかな心遣いが伝わってくる家計簿です。
支出の中で目につくのが、ご相談者も気にしておられる「食費」。手取り収入に対する目安は15%程度なので、この範囲には収まっているのですが、お子さまの年齢を考えると高い水準です。2割カットの5万6000円を目標に、一週間当たりの予算を1万4000円として、外食も含めこの金額に収めることを目指しましょう。また、通信費も負担が重くなっていますが、こちらは3台の携帯電話料金を含んでおり、プランの見直しも行っているとのこと。現状維持でOKですので、負担が増えないよう気をつけてくださいね。
習い事にかかる費用がアップするようですが、下のお子さまが小学校に上がると、保育園の費用が不要となります。結果、教育費と習い事代を合わせた総額は、今より軽くなり、家計にはゆとりが生まれてきます。「厳しいのは少しの間」と割り切っていきましょう。
生命保険は、ご主人は3500万円の死亡保障と医療保険、奥さまは医療保険のみ。ご夫婦の収入はほぼ同じなので、バランスが悪い状態といえます。例えば、ご主人の生命保険を2000万~2500万円程度に減額し、奥さまも1500万~2000万円を目安に掛け捨ての定期保険に加入など、経済的リスクに合った保障への見直しを検討してもよいでしょう。
現在の家賃と同額となる借入金額を、金利3%、返済期間30年で逆算すると約2000万円となります。これに自己資金を合わせた金額が、購入可能な物件価額。共働きで余力がありますが、無理のない資金計画を心がけてくださいね。