ホーム > > インタビュー

インタビュー

「京都ジャンピングジャック」広報 片山尚志(たかし)さん

最終日の会場、木屋町三条にて。
スケジュールなどはホームページ(http://jumpinjack.moratorim.com/)で確認を。
京都のアーティストが多数出演します。
「片山ブレイカーズ」のライブは3月11日(日)、VOXhallにて 撮影/三國賢一

楽しかった!の思いが、
その先へとつながっていく

2月11日スタート、ゴールは3月11日(日)。1カ月間、さまざまな会場で全12公演が行われる震災チャリティーライブが、「京都ジャンピングジャック」です。



ロック、ブルース、ジャズなどが楽しめる「京都ジャンピングジャック」。京都で活動するバンド「片山ブレイカーズ」のリーダー・片山尚志さんが、このイベントにかかわるようになったきっかけは、主宰者に参加を打診されたこと。

「遠方に行くライブは交通費がかかりますが、京都でやるならそれがいりません。つまり、チケット代が出演者の交通費にかわることなく、ほぼそのまま被災地に送れます。このシンプルなシステムでやれるなら、と参加することにしました。いつの間にか広報にもなってましたけど」

神戸で生まれ育った片山さんは、高校生のときに阪神大震災で被災。

「運が悪いだけでは済まされない、自然災害の不条理さを感じました。そんな思いを抱いている人に、このイベントを通して少しでも活力を届けたい。とはいえ、まずはお客さんに楽しんでもらうことが大切。目の前にいる人がハッピーにならないと、その先に気持ちは届かないから。ライブが終わるときに、『楽しかった』と思ってもらえると、それが新しい“善意”につながると思っています」

楽しいことは
多い方がいい!


このイベントは、カフェやお寺も会場になっているのもユニーク。

「ライブハウスはちょっと…という人でも参加してもらいやすいと思います。でも最終日は、ライブハウスをはじめ各所で同時にライブをやるので、気分が乗ったら、行ってみるとか(笑)。

期間が長いことの意味ですか? 楽しいことは多い方がいいでしょ」

(文・内山土子 

このページのトップへ