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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

節約に励む毎日、車の維持費と
夫の生命保険はどうしたらいい?

京都府 夫30歳(介護職) 妻20歳(専業主婦)

結婚前に購入し他府県の実家に置いてある妻の車を、京都へ持ってこようと考えています。駐車場代と保険料、ガソリン代等の維持費を捻出するのが、夫の給料だけでは苦しくなるため、妻もパートで仕事を始めるつもりです。夫は介護職に就いており、昇給はのぞめません。1日17時間も働き夜勤も多いので、万が一のために生命保険に加入したいと思っています。ボーナスは年2回全て貯蓄に回しています。

リフレッシュの経費も一考
医療保険は日額5000円を目安に

毎日長時間のお仕事に励んでおられるご主人と、お昼と夜の2食のお弁当を作り、それを支えている奥さま。ご夫婦で力を合わせて、一生懸命頑張っている様子が伝わってくる家計簿です。

家賃や食費、光熱費などどれも切り詰められており、無駄な支出は見当たりません。ただし、パソコンがないため、ネットや外国の友人との連絡に使うという携帯電話料は高め。パソコンを購入して、スカイプ等インターネットの通話システムを活用すれば、国内外へ無料で電話をかけることも可能になります。初期投資やプロバイダー料は必要ですが、長い目でみると便利で安上がりかもしれません。一度比較検討してみることをおすすめします。

現在の貯蓄は300万円ほどですが、今の生活費の約2年分に匹敵する蓄えがあると考えることができます。収入増が見込めず将来が不安という気持ちはわかりますが、今の生活を楽しむことに少しお金をかけてもよいのでは。毎月1万円の予算を取って、実家から持って来る車を活用してご夫婦でドライブを楽しむ、というのも一つのアイデアです。ハードな日々をリフレッシュできるようなお金の生かし方を、ぜひご夫婦で考えてみてください。

現在、生命保険に未加入とのこと。夫婦とも最低限の医療保険に入っておけば心強いですね。奥さまは体が丈夫ではないということなので加入が難しいかもしれませんが、ご主人だけでも日額5000円を目安に病気のリスクへ備えておきましょう。お子さまが生まれるまでの間は、手軽に加入できる府民共済等を活用するのも一手です。医療保障以外にも、少額ですが病気やけがの死亡保障もセットされているのが魅力です。奥さまの収入が加わることで家計には少しゆとりが生まれそう。でも、体を最優先に考えて無理をしないよう心がけてくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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