サウンド・オブ・ミュージック
大阪四季劇場にてロングラン公演中
見習い修道女と一家の 愛と祈りの歌声が広がる!
実話に基づいた不朽の名作といわれ、日本でもジュリー・アンドリュース主演の映画で愛され続けているこのミュージカルが、「キャッツ」や「オペラ座の怪人」の作曲者アンドリュー・ロイドウエバーのプロデュースによる新バージョンで上演されている。
第二次世界大戦直前のオーストリア。ザルツブルグ郊外の修道院の見習い修道女・マリアは、名門トラップ大佐家の7人の子供たちの家庭教師となり、大きな愛と音楽とで一家に明るさをもたらす。やがてトラップ大佐と愛し合い結婚。
しかし、ここにも次第にナチスの影が忍び寄り、一家はファミリー合唱隊を結成し、そのコンサートのさなか、ひそかにオーストリアから亡命することに…。
「ドレミのうた」「サウンド・オブ・ミュージック」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など、誰もが口ずさめる多くの名曲を織り込みながら、壮大なスケールで愛と平和への祈りを伝えるこの作品には、時代を超えた説得力がある。
マリアがトラップ一家と心を通わせるまでのけなげさと明るさ、亡命に向けてのあるたくらみ…。結果がわかっていても、やはりドキドキ、ハラハラさせられる。名作とはそういうものなのだろう。
(ライター あさかよしこ )