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質問

妻の退職で、世帯収入が減少家計見直しのアドバイスを

京都府 夫34歳(会社員) 妻29歳(パート) 子1歳

妻は、7月に会社を辞め、現在はパートで働いています。このため、収入が大きく減り、家計の状態が様変わりしました。住宅ローンの借り換えなど、家計の見直しを進めているところです。今後は、もう1人出産後、仕事に復帰したいと思っています。見直しのコツを教えてください。

生命保険と住宅ローンを見直して
貯蓄は月10万円を目標に

お子さまの誕生おめでとうございます。家族が増え、にぎやかになりましたね。

さて、ご心配されているように、世帯収入の減少と、今後のお子さま関連の支出増加が見込まれることから、家計の見直しは早急に必要です。ポイントは、家族の生活水準や価値観に影響されない、比較的支出が大きな項目から見直しを始めること。それは、「生命保険料」と「住宅ローン」です。

生命保険は、貯蓄機能が充実した商品ほど保険料が高額になります。保険料が高い商品=悪い商品ではありませんが、お子さまが小さいことですし、貯蓄よりも、ご主人の保障に重点を置いた割安な保険商品を検討するとよいでしょう。死亡保障で3000万円程度が目安になります。

次に、住宅ローンですが、返済額を減らすのか金利にこだわるのかで、借り換えの仕方が違います。住宅ローンの負担があまり重くない現在の状況なら、月々の支払い額は同程度で、より金利の低いものに注目してみてはいかがでしょうか。複数の銀行で見積りを取ると、条件の良いローンが組める可能性が十分にあります。

一方、金利の上下動を気にするなら、10年固定金利が2%以下、35年固定が2・5%以下で借り換えられるのであれば、安心を優先して長期固定を選択するのも悪くありません。いずれにしても、借り換えを検討するにはよい時期ですね。

最後に貯蓄について。来年度は、世帯収入の減少にともない、保育料がいくぶん下がることになるでしょう。

生命保険、住宅ローン、さらには日用品項目の見直しなどを進め、毎月10万円の貯蓄を目標に。これに、ボーナス分を合わせると、2人目の子どもができ、奥さまが職場復帰を果たすころには、1000万円の大台に到達することも可能となるでしょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
山副 耕一

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