1週間の食費は1万3000円以内で
生命保険は掛け捨てタイプを検討
学資保険のほかに子ども手当をすべて貯蓄する等、お子さまの将来を見据えて頑張っていますね。ご主人のおこづかいもしっかりと抑えられていてグッドです。努力はよく伝わってくるのですが、毎月の家計が赤字になっているとのこと。せっかく積み立てをしているのに、一方で貯蓄を取り崩しているのは残念な状態です。黒字にできるよう、家計の見直しを進めましょう。
支出の中で、まず目につくのが食費。酒代や外食費まで含めた食費の総額は、手取り収入の22%にも上ります。理想は15%程度なので、2割のカットは目指したいもの。「1カ月間をこの範囲で」という形でのやりくりは難しいので、1週間の予算を設定することからはじめてみましょう。ご相談者の場合なら、週あたりの予算を1万3000円として、ここまででおさまるよう買い物等工夫を心がけてください。
また、生命保険料の負担が大きい点も気になります。小さなお子さまが2人おられ、不安を感じておられるのかもしれませんが、掛け捨てタイプの保険を活用すれば、大幅に保険料は安くできるはず。仮に今の年齢でご主人が3000万円の死亡保険に加入し、夫婦おのおのが日額5000円の医療保険を確保したとしても、今の年齢なら1万円までに抑えることもできます。
以上の見直しができれば、お子さまの習い事をスタートしても、毎月の収支はほぼトントンとなるはず。ボーナスから確実に貯蓄ができる体制を整えておけば、2人目のお子さまが小学校に上がるころから貯蓄のペースもアップしそうです。
最後に︱。住宅の買い替えを目指すなら、家計に余力が生まれたときに「繰り上げ返済」をして負債を減らしておくことをおすすめします。売却した家の代金を、すべて自己資金に充てることができれば、無理のない資金計画が可能となります。