韓国ミュージカル「美女はつらいの」
11月6日(日)まで、大阪松竹座で公演中
うまい、キレイ、パワフル!韓流ドラマとK―POPが融合
“韓流”は、一つのジャンルとして、すっかり日本に定着したといえそうだ。その韓流の魅力は、手堅い実力と、磨きこまれた美と、圧倒的なパワーにある。
体重が100キロを超えるハンビョルは、天才的な歌唱力をもつ心やさしい女の子。しかしその外見ゆえに、美貌の人気歌手アミのゴーストシンガーとして、その才能を発揮し、病気の父親を支えてきた。その彼女を陰ながら見守り励ましてくれるのが敏腕プロデューサーのサンジュン。ハンビョルにとって彼は恩人であり、手の届かない憧れの存在だ。あるとき、心に大きな傷を負う事件に遭遇したハンビョルは、自殺まで考えるが、思い切って整形外科医のもとを訪れる。そして…。
ヒロイン役を、元租K─POP「S・E・S」のメインボーカルを経てソロ歌手として日本進出を果たしたパダと、ガールズグループ「KARA」の美の女神といわれるギュリのダブルキャスト。サンジュン役を、ドラマではもう日本でもおなじみの、イ・ジョンヒョクとオ・マンソク、そしてイケメングループ「超新星」のソンジェのトリプルキャストで演じられるのも興味深い。
ドラマチックリサイタルに近い演出だが、登場する俳優たちのパワーに魅せられてしまう。
(ライター あさかよしこ )