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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

独身時代の金銭感覚が抜けず赤字
家計のやりくり方法を教えて

京都府 夫38歳(会社員) 妻34歳(専業主婦)

結婚後すぐ、夫の転勤で京都に引っ越してきました。派遣社員の妻は退職し、新しい土地に慣れるまで専業主婦となることに。でも、習い事や旅行、買い物など独身時代の金銭感覚が抜けず、毎月赤字続きです。不足分は夫に内緒で妻名義の貯蓄を取り崩しています。妻が働けば収入が増えますが、このような状態では今後子どもができたときなど不安です。どのようなことをポイントに、家計を組み立てていけばよいでしょうか?

食費2割カット、雑費は1万円以内
数値を設定すると節約しやすい

ご主人の転勤によって移り住んで来られたとのこと。たくさんの出会いや新しい発見があればいいですね。地域になじむため奥さまがお仕事を休まれているにもかかわらず、共働き時代と変わらぬお金の使い方によって、赤字に陥っています。

支出の中で目につくのが食費。専業主婦になり食材等の工夫にかける時間もできたことと思います。まずは、1~2割のカットを目指してみましょう。また、雑費はカーテンや収納棚を購入したため高額になっているようですが、このような支出は毎月の家計からではなく年単位で考えたいもの。今後は、ボーナスから耐久消費財等のための予算を取って、毎月の雑費は1万円までに抑えていきましょう。

レジャー費やその他の支出もかなり高めです。漫然とお金を使っておられるようなので、しっかりコントロールしていきましょう。日帰り温泉や観光、映画、美術館巡り、洋服代等に使ったお金を「レジャー費」や「その他」の支出から賄っているのが、出費が膨らむ原因の一つです。「妻の小遣い」という項目を作り目標を設定することで、各支出を見直してみてはいかがでしょうか。家族としてのレジャー費は1万5000円、妻の小遣いは1万円、その他の支出は2万円までに毎月抑える、といった具体的な数値を決めると節約がしやすくなります。

また、奥さまの生命保険に大きな死亡保障は不要です。日額5000円程度のシンプルな医療保険だけでOKと考えるなら、生命保険料を下げることも可能です。これを機会に一度見直しをされるとよいでしょう。

以上のような工夫をすることで、月々の家計にはゆとりが生まれるはず。新しい土地での毎日の生活を充実させながら、出産など今後のライフプランの変化も見据え、引き締めを図っていってくださいね。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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