うみべのまち　佐々木マキのマンガ 1967-81｜コレ読んで！

シュールで前衛的。とがってる！その作品世界は40年前から

「佐々木マキ」という名前を聞いて、ピンと来る方は今どれほどおられるのでしょうか。もしあなたが村上春樹の熱心な読者であれば、その多くの著作の挿絵を手がけたイラストレーターと言うとピンと来るかもしれません。あるいは、ちょっとシュールで不思議な物語を描く絵本作家として、幼少期にその名前を刷り込まれた方も多いでしょう。

しかし佐々木マキのデビューはマンガ家としてでした。１９６０年代末、カルト的人気を誇る漫画雑誌『ガロ』に、ポップアートのようなタッチでさっそうとデビューして以来、佐々木マキの肩書きは一貫して「マンガ家」。そのエッセンスがつまった傑作集です。

【紹介者】
恵文社一乗寺店　堀部篤史さん

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