変わり者 ピッポ｜コレ読んで！

一歩ずつ、己の道を信じて進め
そんな勇気が生まれる絵本

本書の４ページ目の絵が大好きで、この絵本を大事に持っています。優れた職人でありながら、人々から変わり者呼ばわりされているピッポ。そんな彼がイタリア中の建築家が百年頭を悩ませている大聖堂のドーム建築に挑む。

４ページ目の絵は、フィレンツェの街の全景を見渡せる小高い丘に、あごと腰に手をあてたピッポが立っています。見つめる先は建設途中の大聖堂。不可能をいかにして可能にするか、ピッポは独り静かに考えています。

周囲の評価など意に介さず、己の信じる道を行く孤高の美しさ。他人の言うことに左右されるバカバカしさと、信念を貫くことの意義がこの本には詰まっています。

【紹介者】
月と六ペンス　柴垣希好さん

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