しずくのぼうけん
文/マリア・テルリコフスカ、絵/ボフダン・ブテンコ 福音館書店・945円
梅雨の日に読みたい絵本
水はどこからきて、どこへ行く?
バケツからぴしゃんととびだした、しずくの冒険がはじまります。
太陽に照り付けられたしずくはどんどんやせていき、やがて雨になり落とされてしまいます。氷になり、とけたら川に流され、次は台所の蛇口から現れる…。冒険は終わることはありません。
寒い冬にはつららになり、春がきたら元気にとびだしていきます。人生にはつらいこともあれば楽しいこともあると、冒険を通して教えてくれているようです。
水の世界を描いていて、科学絵本としても楽しむことができ、科学に興味を持ち始めたお子さまにもオススメ。愉快なしずくの表情にも注目です。さて、次はどこを冒険するのでしょうか。
【紹介者】
大垣書店四条店 池田真里さん
大垣書店四条店 池田真里さん
()