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かけいぼ診断 ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェック、家計の色んな悩みにお答えします

質問

妻は第2子出産で退職、産後は学生に。
貯蓄を取り崩さずに生活するには?

京都府 夫26歳 妻25歳 子2歳

妻は第2子の出産を目前に控えこのほど退職。来春から専門学校(4年制)に入学し看護職の資格取得を目指しています。学費などは4年間で250万円ほど。夫の給与収入のみになるので、子ども手当だけは教育資金として貯蓄し、毎月の貯蓄はあきらめるつもりです。5年以内に住宅購入も希望。妻が5年後に働き始めるまでは、貯蓄にこれ以上手をつけずに生活したいと思っています。家計のどのような点を改善すればよいでしょうか。

家購入は妻が仕事に復帰してから
家族で力を合わせ頑張って

奥さまは、新しいキャリアを目指して、来春から専門学校へ通われるとのこと。とても思い切ったチャレンジで、素晴らしいことだと思います。これからさまざまな苦労が予想されますが、資格を取得して活躍するという夢に向かって、4年間頑張ってくださいね。

将来を視野に入れ運営されてきた家計は、各支出とも上手に抑えることができています。確実に貯蓄を増やしてこられた結果、まとまったお金が手元にあり、当面の収入ダウンにも対応できそうです。

ただし、共働きでなくなると、大きく今と状況が変化するため、それぞれの支出を可能な限り切り詰めたいですね。通信費は携帯のプランの見直しや通話を控えるなどして1割カットを、ガソリン代も極力抑えていきたいもの。また、食費は外食費も含めて3万~3万5000円以内とすることを目標にしましょう。

ご主人だけの収入を前提とすると、家賃と駐車場を合わせた住居費が手取りの35%にも上り、かなり負担が重い状態となります。すぐに見直しをすることは難しいかもしれませんが、今後の家計の状況次第では、もう少し家賃の安いところへ引っ越しすることも検討材料の1つとなります。5年以内にマイホームの購入を考えておられ、負担を軽くしようと考えておられるのかもしれませんが、購入後はさまざまな経費がかかる上、頭金や諸費用のために貯蓄の取り崩しが必要となります。奥さまが看護職の資格を取得され、収入が定まってから購入する方が無理がありません。

通信費、ガソリン代、食費などを少しずつでもカットすることができれば、臨時出費が発生しない限り、毎月の家計は赤字を出さずやりくりできます。奥さまが仕事に復帰されると、家計にもかなりのゆとりが生まれるので、それまでは家族で力を合わせて乗り切っていきましょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
八束 和音

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