借入可能額は約2000万円
奥さまの復職でさらに増額も可能
それぞれの支出をうまく抑えながら、大きな無駄のない家計運営ができています。
支出の中で目につくのが交際費。この月に偶然出費が重なったのかもしれませんが、ご主人のおこづいや昼食代にもかなりの予算を割いているため、交際費は月平均1万5000円程度を目指しましょう。また、まもなく終わる車のローンやあと3年続く奨学金の返済など、負債の返済額が高くなっています。ご主人の収入のみで家計をやりくりするなら、今後ローンを組むことは極力避けたいもの。車の買い替え時には、キャッシュでの購入を目標にしてください。
また、マイホームを希望されているとのこと。奨学金の返済が終了する3年後の家計簿がほぼ今と変わらないと仮定して、ご主人の収入だけでいくらくらいの物件が購入できるかを試算してみましょう。家計からみた無理のない返済月額は、現在の家賃と奨学金返済分を合わせた7万6800円程度。返済期間35年、金利3%として逆算すると、ローンの借入可能額は約2000万円です。これに、自己資金を合わせたものが物件価格の目安となります。購入後は固定資産税や維持管理費、火災保険料などの負担が生じるので、これらの経費はボーナスでカバーすることも忘れず見込んでおきましょう。
奥さまがフルタイムで仕事に復帰するなら、家計収入はかなりアップするので、借入可能額も大きく増えることに。どこにどんな物件を買うのかは、お子さまの誕生や職場など、これからのライフスタイルが定まってから決めたいものです。ベストな購入タイミングを見極めて、あせらずじっくり検討しましょう。
家計に余力が生まれたら、積極的に期間短縮型の「繰り上げ返済」を進めて、退職までに完済できるよう住宅ローンのメンテナンスを心がけてくださいね。