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質問

住宅ローンの繰り上げ返済を
積極的に実行したほうがよい?

京都府 夫31歳 妻26歳 子0歳

毎月の出費を少しでもおさえるため、先日、100万円残っていた車のローンを一括返済しました。今後の計画としては、昨年購入したマイホームの住宅ローンを積極的に繰り上げ返済していった方がよいかどうかを悩んでいます。また、現在加入している保険が適切かどうかを含め、支出に無駄な点がないかということについても、アドバイスをお願いします。

手元資金を確保してから余裕をもって実行を

目が離せないお子さまの育児に奔走されながらも、車のローンを一括返済したり、住宅ローンの繰り上げ返済を考えたりと、家計管理に積極的に取り組まれておられるご様子がうかがえます。

住宅ローンの毎月返済額が手取り収入の約28%を占めており、不安を感じておられる気持ちはわかります。今後、計画的に繰り上げ返済を実行されることについては賛成ですが、少なくとも6カ月の生活費(毎月の支出が30万円なら180万円程度)は、予備資金として手元においておきたいところ。

景気が不安定なときは、給料やボーナスがカットされるなど収入も不安定になりがち。近い将来、お子さまが増える可能性があることなども考慮すると、予備資金の確保は重要です。車のローンを一括返済し、貯蓄が50万円と少なくなっているので、しばらくは予備資金の積み増しを心がけてください。

次に、支出の見直しについて。お子さまにあまり食事代がかからないことを考えると食費5万円は使いすぎかも。5000~1万円程度の節約を目指してみてください。また、保険については、ご主人の保障は、お子さまの教育費や生活資金+αとして2000万円程度確保できていればよいのでは。夫婦の医療保障として、入院日額5000円にがん保険を加えたとしても、保険料の支払いは1万2000円までに抑えたいところ。複数の保険会社を比較し、5000円程度カットの見直しを試みては。

これらの食費と保険料の節約だけでも、1万円から1万5000円の貯蓄の上乗せが期待できそうです。子ども用の貯蓄とは別に、毎月4万円の貯蓄ができれば年間48万円に。今後約3年間はこの貯金に専念し、予備資金180万の目標にむけて積み立てを。ご夫婦の年齢もまだお若いので、繰り上げ返済はそれからでも遅くないでしょう。

【回答者】
ファイナンシャルプランナー
薮内 美樹

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