滅びの花園
赤川次郎 岩波書店・1470円
“怖面白さ”にドキドキ
児童書コーナー担当の池田さんは、ミステリー作家・赤川次郎さんのファンタジーを推薦。
「映画『ネバーエンディング・ストーリー』の原作『はてしない物語』(ミヒャエル・エンデ作)の続編として書かれたもので古代ローマ史がベースになっています。怖いけど、面白い!」
暮らしのヒント集
暮らしの手帖社編・1260円
よりステキな一年のために
月一回“わがままの日”を設ける、台所用にいすを一つ置く…など、日々の生活を快適にするアイデアが詰まった本書。
「年始の計画を立てる際、役立てては?」。いつも、ものの見方を変えてくれそうな本を紹介してくれる堀部さんらしい一冊です。
宇宙兄弟 1〜11巻
小山宙哉 講談社・各580円
不器用な兄のキャラに共感
自宅にマンガ専用の本棚もあるという西尾さんが、今年一番夢中になったコミック。
「宇宙飛行士を目指す兄と、兄より先に宇宙飛行士になった弟の物語。不器用な兄に共感してしまいます(笑)」。綿密な取材をもとに描かれている本作の作者は、京都出身だそう。
深海のYrr(イール) (上・中・下)
フランク・シェッツィング 早川書房・各840円
海の謎に引き込まれる
外国、旅、天体をテーマにしたノンフィクションを愛読する柴垣さんが、意外にも「一気に引き込まれた」という海洋SF小説。
クジラやイルカといった海の生き物が凶暴化し、人間に襲いかかるというエピソードから始まります。「かなりの長編ですが、ぜひ」
Railway Stories
大崎善生 ポプラ社・1470円
時には過去を振り返って
鉄道好きの中村さんが、題名にひかれて手に取った1冊。10の短編小説が収録されています。
「共通するテーマは“記憶”。過去を振り返り、現在の自分を見つめなおす話が多いです」。大みそかの夜、大掃除の済んだ静かな部屋で読みたい!
()