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暖房の20℃と、冷房の20℃、その違いとは…?

「暖房の20℃と冷房の20℃。同じ設定温度の両者には、どんな違いがあるのでしょう?」。中京区のYさんから、こんな質問が届きました。

今回は、ダイキン工業株式会社・広報グループに聞きました。


「設定温度は同じでも、暖房と冷房では、出てくる風の温度が違います。室温を設定温度に近づけるために、暖房は室温よりも温かい風を、冷房は室温よりも冷たい風を出しています」

だから、“部屋の温度を20℃にする”という目的は同じでも、暖房と冷房の運転方法は別もの。

「室温が10℃の冬の部屋で、設定温度を20℃にして冷房をつけても、部屋は20℃にはなりません。冷房機能はストップしてしまいますね」

ところで、暖房の20℃は快適ですが、冷房で20℃に設定すると寒いですよね。これはなぜ?

「どちらも室温は同じ20℃になりますが、気候や服装が異なるため、感じ方が変わります。夏は、部屋の壁や床に熱気が侵入します。冷房は、それを冷やそうと冷風を出しますが、体のほうは暑さに慣れているので、寒く感じます。それに、夏は薄着をしているでしょう? 反対に、冬は厚着なので、室温が20℃でも暖かいのです」

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