かけいぼ診断｜夫が転職希望。子どもの将来のため、今の家計運営にアドバイスを

今後のご主人の状況を考えると
保険は手厚くするのがベター

食費や光熱費など無駄なく抑え、堅実な家計運営ができています。ご両親の誕生日のために予算を取って欠かさず贈り物をするなど、あたたかいご家庭の様子も伝わってきます。

支出の中で負担が重いのが通信費。固定電話がなく携帯が2台必要とのことですが、固定電話をうまく使い、携帯電話をなるべく利用しない形の方が負担を減らせる可能性も。家計にとってどのような形が好ましいかを一度検討してみてはいかがでしょう。

また、保険料は安いのですが、ご主人の死亡保障が1500万円と少なめ。専業主婦家庭で2人のお子さまがまだ小さく、賃貸住まいであることを前提とすると、不足気味といえます。定期保険などで1500～2000万円程度上乗せできれば安心。ご主人が会社を辞める可能性があるため、負担を増やせないと考えておられるようですね。でも失業中に万が一のことがあった場合、「遺族厚生年金」が給付されない可能性が高く、このような状況こそ手厚い保障が不可欠です。月々の保険料は3000～4000円程度アップしますが、必要経費と割り切りましょう。

ご主人の就業環境の厳しさは理解できるのですが、不景気で再就職が難しい今、転職先も決まらないのに仕事を辞めることは大きなリスクです。今の職場に勤めている間に、次の仕事を探すことを目指してください。会社の近くは不便なため現在の住まいを変わることは考えておられないとのことですが、ご主人の負担を和らげて今の職場にとどまるのも選択肢の一つ。奥さまのご実家の近くに住みながら仕事を辞めるという決断をされるなら、ご両親にお子さまを預かってもらうなど、奥さまが短時間でも働ける方法を見つけ収入を得ることを考えてみましょう。ご夫婦で力を合わせ、予想される経済的リスクに備えてください。