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インタビュー

「キモノジャック」つぶやき担当 中野彩子さん

神奈川県出身の中野さんは、結婚で京都に来てから勉強し和裁士に。
ますます着物好きになったとか。
キモノでジャック、次回は10月24日(日)に嵐山で開催予定。
※ツイッター(つぶやき)=インターネット上で不特定多数の人に向けて
つぶやきを発信、読んだりできるサービス
中野さんのツイッター:http://twitter.com/kimonojack010

「角を曲がると着物姿の人がいっぱいって、いいでしょ」

「この通りが着物姿の人であふれている、そうなればいいなぁ」。中野彩子さんが、ふとつぶやいてから約1年。そんな思いが、少しづつカタチになってきました。



「ツイッターやブログで「○月○日、着物を着て△△に集合!」と呼びかけて、集まった人同士が一緒に着物姿で町を練り歩く、というユニークなイベント「キモノでジャック」。その開催スタッフのひとりで、主にツイッターのつぶやき担当をしている、中野彩子さん。

「去年の11月、着物のイベントで初めて出会った赤木さんと『もっと若い人にも着物を着てもらえたらいいね』っていう話になって」。それからふたりがそれぞれの友人を連れて集まり、何かしようと考えているとき「ちょうど『ニューヨークの地下鉄を下着姿でジャックした』というニュースを見たんです。これ、おもしろいと思って」。

そうして思いついたのが、キモノでジャック。1月末からつぶやきだして、3月に1回目を開催。「40人ほど集まったんですよ。半分は知り合いでしたけど(笑)。でも、全く知らない人がいて、驚きました。本当にツイッターで人が集まってくれるんだって」

ただ歩くだけ それが楽しい

3回目の5月には約200人が参加。
「イベントは、ただ歩くだけ。でも、ブーツを履いたり、帽子をかぶったり、みなさん自由に楽しんでいます。もちろん男性も」

キモノでジャックは今、全国から開催依頼が。遠くフロリダからもきているそう。「着物はいま過渡期だと思うんです。親世代が着物を着ていないから、受け継がれているものがないんですよね。だから、いま試行錯誤して着物を自分たちのものにしているのかも。いずれワードローブのひとつになればいいなぁ」

(文・山舗恵子 

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